こちらも嘉手納で時々見ることができるようになったオクラホマ州アルタス空軍基地の第97輸送航空団、第54給油中隊のKC-135R。燃える矢じりが航空団のシンボルである。この航空団はAETCの傘下にあり　飛行訓練・教育を担当する軍団。以前は、Ｃ-5Ａギャラクシーも持っていたが　2012年現在はC-17AとKC-135を所有している。
　KC-135Rを擁する54th ARSの方は、輸送飛行隊の経歴が長いが、1972年～1997年までテキサス州リーズ空軍基地でT-38Aの訓練部隊であった。リーズ基地の閉鎖に伴い、1998年からアルタスに移動して給油飛行隊に鞍替えしてる。

↑　2016年1月20日　キング牧師の誕生日を記念して毎年1月第3月曜日が祝日。この時も18日月曜日　19日火曜日の二日　空軍はほとんど活動なし　翌水曜日の1月20日から漸く始動した。この日、午後から動いたのがこのアルタスのマーキングを付けたKC-135 / 58-0128 と 61-0308だった。この日は、マリーンのF-18C”VW”とAV-8B”WE”が盛んに飛んでいたので、其の支援と思われる。

2019年11月　ネリスでデモフライトをしたアルタスのKC-135R、この日は、同じアルタスのＣ-17Ａとペアを組んでのフライトであった。

↑　上の2枚は、6月17日　07：04　嘉手納基地を離陸のため滑走する97th AMWのKC-135R．同じ機体であるが　19日08：42　今度は、尾翼に給油ドローブを取り付けて離陸に向かうKC-135R / 61-0292。この時　嘉手納には、さらに1機アルタスのマーキングをしたKC-135R / 57-1474が存在した。　　

↑　2022年3月11日嘉手納でフライトを終えタキシングするKC-135R。この機体　2週間ぐらい滞在して　嘉手納のKC部隊をフォローしていた。KC-135R / 62-3575

↑　2017年6月4日早朝、オーサンから来た多数のF-16C/Dの離陸に伴い、随伴で離陸したKC-135R / 63-8000　。この8000番と言う良い番号のタンカーは、141th ARWと92nd ARWのアソシエートのようである。

↑　2016年4月11日　15：31　訓練を終え嘉手納に着陸した尾翼ノーマークのＫＣ-135であるが　機首には、92nd ARW/141st ARW の文字。ブームには、141th ARWの文字が確認された。KC-135R / 61-0288

↑　ワシントン州なので、シアトルのフットボールチーム　「シアトルホークス」のマーキングを入れるのが、この航空団の伝統である。B-52にもこのマークが入っていたが、92nd ARWのKC-135Rのマークはスペードの"1"とワシントン州の地図が加えられている。KC-135R / 58-0046　　2013年4月5日撮影

2013年4月3日より嘉手納へ展開した私は、ここで再び2機のアルタス・マーキングの97th AMW/KC-135Rを見ることができた。（2013/4/3）

2013年　嘉手納で最初に撮れたのは、フェアチャイルド空軍基地のKC-135Rだった。この基地は、かつてはＢ-52が北極海を越えてソ連を爆撃するための一大拠点であったので　相当大きなエプロンと施設を持っている。すでにＢ-52の部隊はいないが　ＫＣ-135の飛行隊だけで2個飛行隊ある。92nd ARWも1992年までは、B-52H/を3個飛行隊を要する航空団（92nd BW)で、その機体は横田基地の航空祭に展示されたこともある。

↑　2022年6月26日　横田基地に飛来した92nd ARWのKC-135R/63-8025。尾翼のマークがないが、機首に所属部隊名が書かれている。この機体の特徴は、両翼端にプローブ＆ドローク用と思われる装置を付けている事で、少なくとも私はKC-135Rで初めて目にした。

↑　2023年4月1日　横田基地R/W36で着陸する第92給油航空団　(92nd ARW)のKC-135R/59-1476。この機体も翼端にプローグを装備している。

↑　上の写真は、2015年2月4日　嘉手納基地R/W23 Rightに着陸する　92nd ARWのKC-135R（38887） 63-8887、給油用ブームのウィングにも”92 ARW”の文字が入っている。以前は、ミンデンホールの100th ARWに所属していた機体。

↑　2012年に引き続き2013年も嘉手納で見ることができたオクラホマ州アルタス空軍基地の第97給油航空団のKC-135R。AETCの傘下にあり　飛行訓練・教育を担当する軍団。↑　上の1機は、2013年4月4日　海兵隊の東南アジア遠征を支援するため　嘉手納から出て支援後着陸する97th AMWのKC-135R / 60-0348　。